「ダイエット法を全部検証する 基礎知識編」全力解説 vol.78-1

痩せたい!!!!!!!!!!
突然ですが、自己紹介します。
産婦人科医やっきーと申します。好きなものは漫画です。
『ふたりエッチ』の優良さんが不妊症なのか全巻読んで検証したり、
『名探偵コナン』が推理に夢中で人命救助サボってないか全巻読んで検証したりすることに情熱を注ぐ、
どこにでもいるごく普通の産婦人科医です。
そして漫画の次くらいに好きなのがメシを食うこと。
私は食事ガチ勢なので毎日何かしら物を食べているのですが、もし産婦人科にも漫画にも興味のない世界線だったらグルメ系ブログでも書いてたのではないかと思うくらいには三度のメシよりメシが好きなのです。
そんな食事と切っても切り離せないのが脂肪、体重、BMI。
体を動かすのは好きな方なのでスポーツはそれなりにやっていますが、不思議なことに一向に体重は減りません。というかむしろ最近増えてます。原因は不明です。スポーツのカロリー消費を補って余りある量のメシを食ってることが関係している可能性はありますが、原因は不明です。
とはいえ私もアラフォーと呼ばれる年齢になったりならなかったりする中、そろそろリアルに「健康のために痩せる」を意識せざるを得なくなってきました。
こういう話をしてると「消費カロリーより摂取カロリーの方が少なければ必然痩せるんだから食うの我慢すればええやん」という小賢しいアドバイスをしてくる連中が出てくるのが世の常であり、
私はそのたび花山薫のケンカを間近で見た警官みたいなリアクションを取らざるを得ないのです。

出典:バキ 38話
残念ながら俺様の理想は毎日腹がはち切れるまで食いつつ大した苦労もせず痩せることなのでそういう正論はお呼びではないのですが、
だからといって、全く効果がないのに金や手間だけかかるようなダイエット法や、
痩せはするかもしれんが体を壊しかねないダイエット法に手を染めるのもまた避けたいところです。
本記事を執筆する前にいくつか、よく売れてるダイエット本を読んでみました。
その多くが「私はこれで痩せました」というn=1の体験談か、ひどいものだと「これで痩せると思います」みたいな裏付けもないものばかり。
一定の根拠に基づいて書かれたっぽい記述も無くはなかったのですが、ことごとく「〇〇をすれば体重が落ちたという報告があります」「〇〇が脂肪を燃焼させたという実験結果がありました」で終わっており、
その実験の研究モデルがまともなのか、統計学的に妥当と言えるかといった検証がなされておらず、そもそも出典の記載すらほぼありませんでした。
医学雑誌に出したら一発で査読者にぶっ飛ばされること必至です。査読論文じゃないんだからいいんだけども。
これはもう、やるしかないでしょう、私が。
本業に加えてブログ+レターを始めて4年半、数えきれない量の医学論文に目を通してきた私が。
いちおうは産婦人科指導医まで持ってる私が。

というわけで、世にはびこるダイエット法について全部調べることにしました。
・たぶん真っ当であろう減量法(有酸素運動など)
・よく耳にするけど根拠が分からないもの(ベジファーストなど)
・トクホとか機能性表示食品でよく見るやつ(難消化性デキストリンなど)
・最近やたら流行ってるやつ(16時間断食・ファスティングなど)
・昔めっちゃ流行ったやつ(ビリーズブートキャンプなど)
・運動や食事そのものでなく行動に変容を起こすタイプ(あすけんなど)
・怪しいのは分かるけど詳細が説明しづらいやつ(自費マンジャロなど)
・特定の何かを食うだけのダイエット(朝バナナダイエットなど)
・そんなわけがない眉唾ダイエット術(巻くだけダイエットなど)
など、古今東西さまざまなダイエット法の医学的根拠を徹底的に検証してみます。
そして最終的な結論をもとに、私自身の体で効果を検証します。
今回の記事は、読者の皆様のためというより自分のために書いた記事なので、
いつもの記事と同じかそれ以上に本気で取り組んでおります。
さあ!!!いくぞ!!!!!!
痩せるぞ!!!!!!!!!!!
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