全力解説 vol.37「なぜフェムテックはうさんくさいのか?」

こんにちは!
産婦人科医やっきーです!
まずは、8月出版予定の書籍の執筆作業について。
初校組の到着からチェック・返送まで5日ほどしかないというやっきー史上最難関の鬼スケジュールにつき、
この期間は少々冷静さを欠いていた気がします。

フワーーーーッ!!!!!!!
オアッ!!!!オ"ア"ッ!!!!!
オオ"ッ!!!!!オ"ッ!!!!!!!!!

!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!


でも応援ありがとね🐻❄️
しかしリポDによるドーピングや、産婦人科医アオピーをサンドバッグにすることでの気分転換などを経て、無事に初校のチェック作業は完了。
けっきょく全文を3周チェックし、赤文字だらけでほとんど原型を保っていない初校組+書ききれなかったGoogle Document 11ページ分の追記文章を編集さんに送り届けていったん作業は終了。
そしたら書籍に関連して書きたいことが思いついてしまったため、編集さんにコラム1本分を追加してもらうため交渉中です。
ページ数が増えすぎると値段が上がってしまうので、値段据え置きでできるギリギリの線を攻めてページ数を増やすために編集さんも頑張ってくれています。
あるいはそろそろ編集さんも、私に悪い影響を受けて「ページ数確保のために奥付をちぎり取りました!」と言い出す可能性がありますが、
そうなったらそうなったで面白いので私は「やめとけって言ったんすけどねー🐻❄️」とすっとぼける気マンマンです。
南山堂の明日はどっちだ。
さて、今回は読者様からこんなご質問を頂きました。
🤰「デリケートゾーン用オイルが『フェムケア』として販売されており、懐疑的に見てしまいます。エビデンスはあるんですか?」

うーん、ついに来た。フェムケア・フェムテックの話題。
これに対する私の考え方はこうです。
🐻❄️「理念はいいけど、うさんくさい商品が多すぎる。」
簡単に解説すると、フェムテックは「テクノロジーの力で女性の健康問題を解決するもの」、
フェムケアは「女性の健康問題を解決する商品全般」といった感じです。
フェムテック・フェムケアという考え方は素晴らしいです。
女性が社会進出するにしろ、家庭を持つにしろ、女性特有の健康課題を解決するというのは大事です。そこに異論はありません。
そんなフェムテックは、良い方向に向かえば女性の身体活動を手助けしてくれる、
まさに我ら産婦人科医と共通の理念を持った商売敵(と書いて友と読む)……であるはずなのですが、
いかんせんわけわからん商品を出す商売敵(と書いて尻ぬぐいと読む)が多すぎるのが現状です。

てなわけで、本日の記事は「なぜフェムテックはうさんくさいのか?」です。
この問題を解き明かすべくフェムテックの歴史を遡っていくと、
「なぜフェムテックはうさんくさい商品ばかりになってしまったのか」
「なぜ単なるオナニーグッズがフェムテックとして丁重に扱われているのか」
の答えが少しずつ見えてきます。
本記事ではそんなフェムテック考とともに、日本のフェムテック関連団体に対する忖度ゼロの品評を行いつつ、
次回の記事ではうさんくさいフェムテック商品4種類の医学的エビデンスを検証していきましょう。
フェムテックがうさんくさい理由
提携媒体
コラボ実績
提携媒体・コラボ実績
