全力解説 vol.56-2「妊活・妊娠サプリ徹底検証」ミネラル・ハーブ編
前回の「ビタミン編」から始まった【妊活・妊娠サプリ徹底検証シリーズ】、今回はミネラル・ハーブ編となります。
ビタミンと同様、なんか名前の響きから体に良さげな雰囲気が出まくるこれらの栄養素には果たして意味があるのかどうか。
妊活・妊娠系サプリにやたら入ってる鉄や亜鉛やカルシウムに意味はあるのか。
女性向けサプリに高確率で配合されてるイソフラボンに意味はあるのか。
順番に解説していきましょう🐻❄️
前回同様に「個人的おすすめ度」も併記していきます。
★☆☆:有用な場面が少なすぎるため、基本的におすすめしない。
★★☆:全員におすすめはしないが、状況次第ではアリ。
★★★:強くおすすめできる。
本日のお品書きは下記の通り。
②ミネラル
②-A:鉄
②-B:亜鉛
②-C:カルシウム
②-D:マグネシウム
②-E:マンガン
②-F:銅
②-G:クロム
②-H:セレン
②-I:ヨウ素
③植物・ハーブ系
③-A:イソフラボン、エクオール
③-B:マカ
③-C:チェストベリー、ヴィテックス
③-D:和漢素材(生姜、高麗人参など)
②ミネラル
最初に「ミネラル」の定義から押さえておきましょう。
栄養学におけるミネラルとは、体を主に構成する4つの元素(水素・炭素・窒素・酸素)以外の元素の総称です。
骨を構成するカルシウム、血液中に多く含まれるナトリウムなんかがイメージしやすいところでしょう。
厚生労働省は1日100mg以上の摂取が必要なナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンの5種類を「多量ミネラル」、
1日100mg未満の摂取を目標とする鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンの8種類を「微量ミネラル」と区分しています。
ところで「岩塩」は美食家から健康マニア、時にはちょっとヤバめの自然志向派まで広く愛される逸品であり、「ミネラルが豊富」といった宣伝がなされることがよくあります。
確かに食卓塩(いわゆる精製塩)に比べるとカルシウム・マグネシウム・カリウム等がわずかながら多く含まれています。
ただしそれらのミネラルの補給になるほど摂ってしまうと塩分過多で死ぬので、
健康目的で岩塩を使うのはおすすめしません。ミネラルは岩塩以外で摂りましょう。
岩塩が普通に美味くて使う分には賛成です。
ところで「ミネラル」といえばなんかやたらと体によさげな雰囲気を出して健康食品界を我が物顔で闊歩しているイメージですが、
本来、別にそういうことはなく「鉱物」「無機質」を意味する「mineral」のカタカナ語でしかありません。海外でももっぱら「minerals」と呼ばれています。
日本において「ミネラル」という言葉が一般化したきっかけのひとつが、1960年代頃から本格的に普及した「ミネラルウォーター」です。
当時の水道水は(地域差もありますが)不味かっただけでなく公害による水質汚染も深刻で、「美味しくて安全な水」を求める消費者のニーズは今以上に高かったわけです🐻❄️
(ミネラルウォーターの商品自体は明治期から存在します)
さらに「ミネラルウォーター」という言葉自体へのポジティブな印象は1970~80年代からの健康ブームや海外旅行の増加によりにさらに高まっていくこととなり、
「ミネラルと付くものは体に良い」というイメージは確固たるものになっていきました。
(参考:アサヒ飲料「六甲のおいしい水」、サントリー「サントリーミネラルウォーターレポート」)
が、前回のビタミン解説でもお話しした通り、たとえ体にとって必要不可欠な栄養素であっても適量というものがあります。
「必要な量」「オーバーしてもいい量」「これ以上摂るとマズい量」がそれぞれの栄養素にあり、これはミネラルとて同じ。
何を摂るべきか、何を避けるべきかを知っておくのは重要なことです。
というわけで、そんなミネラルのひとつひとつについて妊活・妊娠用サプリとして摂取することの有効性を検証していきましょう🐻❄️
②-A:鉄
おすすめ度:★★★(強くおすすめできる)
まずはコレ、鉄です。
鉄分といえば赤血球のヘモグロビンの構成要素として有名であり、鉄分が不足すると貧血を引き起こします。
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