全力解説vol.10「マーガリンはプラスチック?体に悪い?」
本日のテーマは『マーガリンって体に悪いの?』です。
ここのところ、民間臍帯血バンクの話をしたり、男女の産み分けの話をしたり、質の低い医者の見分け方を考えたりとちょっとパンチの強い話題に偏っていたため、
今日は少し肩の力を抜いた話題にさせて頂きます。
さて、皆様はこんなコピペをご覧になったことはありますか?
(以下コピペ)
1880年 アメリカ 安くておいしい改良型のマーガリンが開発される
↓
乳製品業界「にせバター死ね!規制しろ!税金かけろ!」
農業「せ、せやな・・・よくないな・・・」
↓
政府「マーガリン1ポンドにつき2セントのマーガリン税を導入するわ」
政府「あとマーガリンの卸と小売を認可制とし、認可料が徴収するわ」
乳製品業界「ざまあ!」
お客さん「マーガリンください」
↓
政府「マーガリンはバターと同じ値段で売ること、安売りしちゃダメ」
乳製品業界「ざまあ!」
お客さん「マーガリンください」
↓
マーガリン屋「これからは国産(アメリカ産)の植物油を使うよ!油売って!」
綿花農家「ありがてえwww」
大豆農家「ありがてえwww」
↓
農業「マーガリンいいやつだったわ 誤解してたわ」
政府「酪農は大事だけど、もうマーガリン差別をやめざるをえないわ」
乳製品業界「・・・」
↓
医者「正直、バターは心臓ぶっ壊す毒です。マーガリンのほうがマシ。」
乳製品業界「・・・」
↓
医者「トランス脂肪酸っていうのもある」
乳製品業界「っしゃああああああああマーガリンは毒!マーガリンは毒!プラスチック!」
↓
マーガリン屋「製法変えてトランス脂肪酸減らしたよ」
お客さん「マーガリンください」
(以上コピペ)
このコピペは2013年1月22日に2ちゃんねるのVIPスレで投稿されたのが原典となっているようですが、
圧倒的な分かりやすさと面白さで、匿名掲示板界隈では未だにマーガリンの話題が出るたびこのコピペが貼られるほどの人気を誇っています。
しかし、「マーガリンはプラスチック」「体に悪い」といった話を聞いたことがある方も多いと思います。
これは果たして、どこまで本当なのでしょうか?
マーガリンの健康リスクは具体的にどうなっているのでしょうか?
健康系の話題は7割くらい間違ってる(そもそも引用本のチョイスがおかしい)ことで知られる中田敦彦さんの「YouTube大学」でも、
マーガリンやショートニングはだいたい悪者にされています。
出典:中田敦彦のYouTube大学【食べてはいけないもの②】健康のために食べるべきものとは?(Foods You Shouldn't Eat)
(一応申し上げておきますと、私自身は中田敦彦さんのファンです。健康系以外の動画は楽しく視聴しています)
てなわけで本日はマーガリンが本当に悪者なのか、どのような健康リスクがあるのかを全力解説していきましょう🐻❄️
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- バターの歴史
- マーガリンの誕生
- トランス脂肪酸のリスク
- 日本での対策は?
- マーガリン製造会社の改良
- 余談①:マーガリンを過剰に叩いていた人の正体
- 余談②:やっきー父の創作料理「マーガリンご飯」
- 余談③:ソーライス
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