やっきーの1週間コラム:④本業で本気の原稿を書いてしまった

執筆依頼に応える金曜日
やっきー 2026.07.17
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医者をやっていると、たまに「〇〇の原稿を書いてほしい」と頼まれることがある。

これは、木っ端物書きである「産婦人科医やっきー」への執筆依頼などという大仰なものではない。医者にはよくそういう謎の原稿仕事が回ってくる。

原稿の用途はというと、医局の同門会誌、医師会の会報、病院の院内報などである。要するに内輪向けの機関誌みたいなものだ。

私はアレを熱心に読んでいる人に出会ったことがないので、恐ろしいほどの資源と労力の無駄になっていると思う。政治資金パーティー問題とかを追及するよりも、毎月届くあのムダな医師会の会報をなくした方が世のためになるんじゃないだろうか。過言か。

それはさておき、こうして医者としての私に原稿執筆依頼が舞い込むことがあるのだ。

私の物書きとしてのレベルなど、若輩の駆け出しの末席のそのまた有象無象みたいな存在感ではあるが、たいへん生意気なことに文筆で一定の収入を得ている。よって「産婦人科医やっきー」として執筆依頼を受けた時には必ず原稿料を頂いている。

しかし、前述したような謎の同門会誌とか会報の原稿は無償なのである。

もしかすると教授とか院長のレベルになってくると若干の謝礼が支払われるのかもしれないが、少なくとも私のようなミジンコ産婦人科医にそんな力はない。

かといって、本業の方ではこっちの活動を秘匿しているので「普段の文字単価と同等の原稿料をよこせ」と言うわけにもいかない。

そんなわけで先日、泣く泣くタダ働きをすることにした。こちとらそんなヒマがあったらニュースレターの1本でも多く配信したいのだが、観念して原稿を仕上げた。

しかし、結果としてそれなりのものを書けた自負がある。無料部分ではテーマは伏せるが、誰々先生が名誉ある学会賞をゲット!よっ、日本一!みたいな愚にもつかない内容ではなく、執筆内容的にわりと自由度が高かったためだ。

しかしそうなると、別の感情が湧いてくる。せっかく書いたあの原稿を、ごく限られた人しか読めないものとして闇に葬られるのももったいない。

かといって公にしすぎるのも微妙。

というわけで、サポートメンバー限定にて公開することとしよう。あの原稿をレター仕様に再構成してお届けする。世はSDGsである。

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