コスタイベ(次世代コロナワクチン)を打ってみた。
新型コロナは高齢者・基礎疾患持ち(妊婦さんを含む)が罹患したときの重症化リスクが高い。
若い人にとってもLong COVID(コロナ後遺症)の懸念がある。Long COVIDの発症率は重症度と相関する。
Long COVIDはマジでヤバい。これのせいで人生を狂わされた若い人は枚挙に暇がない。
つまり、死のうが死ぬまいが未だにコロナは怖い病気なので、かかってしまった時に備えて毎年ワクチン接種はした方が良い。接種しとくだけで重症化リスクは抑えられる。
先日出版した単著『産婦人科の質問箱 アレはホントにマジなのか』では、
2章1項「新型コロナとインフルエンザ」にてコロナとインフルと風邪の違いについてみっちり解説しましたが、
「なぜコロナワクチンを打つべきなのか」の部分をギュッと要約すると上記のような感じです。
私は元来わりと予防医療が好きな部類ではありましたが、
ブロガー・ライターとして活動する中で、普段の診療業務の範疇を大幅に超えて深く調べる必要性が生じてきました。
単著に至っては4章構成のうち1つを丸ごとワクチン解説に費やすことになったというわけです。
というわけで産婦人科医の中では破格にコロナワクチンに熱心なシロクマとしてやっているわけですが、世間的には「まだ打つ必要あんの?」という風潮を感じます。
もっとも、必ずしもそれは「医学リテラシーの低下」などと嘆くような話でもありません。
ワクチンや既感染による免疫の蓄積、有効な治療方法の確立などによって、当初に比べてコロナの死亡率そのものが低下したこと、誤解を恐れずに言えばコロナの脅威度が当初よりも低下したこともまた事実です。
(「死亡数が減った」だけであり、依然として脅威であることは冒頭に書いた通りですが)
ともかく、こういった状況になってくると、反ワクチンとまではいかなくとも接種に消極的な姿勢になるのはやむを得ないことでしょう。
しかもコロナワクチンは、
・インフルワクチンより1万円くらい高い
・副反応もしんどい傾向が大きい
(※武田薬品のコロナワクチン「ヌバキソビッド」はインフルとさほど変わらない副反応)
・打てる病院を探すことからして一苦労
という三重苦を強いられております。
こんなん毎年打ち続けろと言われても、二の足を踏んで当然です。
1回13000円で打てるとしても、4人家族なら毎年52000円ですからね。そんな金あるならSwitch2でも買いてえ、となるわなそりゃ。
この状況、どうにか草の根で変えられるところは変えて行こうと思うわけです。需要が増えりゃ供給も増えるでしょうし、価格への影響や公費補助の改善も期待できます。
行政への働きかけとかに関しては美玄ネキとか重見ニキとかの偉い先生達にまかせた。
やっきーは所詮…産婦人科の”敗北者”じゃけェ…!
さて、自分で「若い人も接種しとくべきやで」と啓発しておいて、自分が接種していなかったら世話はありません。
そこで、今年はついにMeiji Seikaファルマ製の次世代mRNAワクチン「コスタイベ」を接種することもできましたので、その過程と感想について述べていきましょう。
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